ホークス・今宮選手から学ぶ、一塁ランナーへの対応

プロ野球キャンプも開始から10日ほどが経過し、
対外試合や紅白戦をするチームも出てきましたね~

実戦形式の練習が始まると、通常のバッティング練習や
ノックからではわからない「プロのレベルの高さ」を
見ることができます!


たとえば二遊間の連携プレーについて。


1塁走者がいるとき、セカンド・ショートがレベルの高い連携
ができているかでそのチームの守備力は大きく左右されます。

特に大学野球・社会人野球、そしてプロ野球になると、
打者のレベルも格段に上がるため、各打者のタイプや1塁走者の走力等によって
最適なポジショニングをとれるかは非常に大切です。


1塁走者がいるとき、セカンド・ショートは
当然「盗塁」を頭に入れないといけないですよね。

よく高校野球の地方予選などで見るのは、右バッターだったらセカンドがベースカバーに入り、
左バッターだったらショートがベースカバーに入ると「例外なしに決めてしまっているチーム」です。

これで勝ちあげるには、どこかで限界がくると言っていいでしょう。

というのは、そういったチームは「ヒットエンドラン」等をみっちり練習してきているチーム
を対峙したときに全く手が付けられなくなってしまうからです。

1塁走者がいて右バッターのときに、セカンドがベースカバーに入るのがわかっていれば、
打者はホームベースから離れたところに立ち、ライト方向に打ちやすい態勢にしたうえで
ヒットエンドランをかければ十中八九成功してしまいます。


加えて右バッターだからといって、必ずしもレフト方向に打球がくるとは限りません。
緩い変化球のあとのアウトコースいっぱいのストレートであれば、
間違いなくライト方向の打球の方が多いでしょう。


それではプロ野球選手はどのような方法で対処しているのでしょうか。
転載で大変恐縮なのですが、YOUTUBEで良い動画を拝見しました。

www.youtube.com

冒頭で今宮選手と川崎選手がグローブで口元を隠して、
何かを確認していますよね。

これはおそらく「キャッチャーのサインを見た上で」盗塁があった際に、
どちらがベースカバーに入るかを確認しているのだと思います。
合図は「舌を出した方がベースカバーに入る。両方が出した際はショートが入る。」
などのように決めているのでしょう。
ちなみに私の大学ではまさに↑のように確認しあっていました。

こうしていれば、相手にどちらがベースカバーに入るかは分かりませんし、
ストレートなのか変化球なのか、またインコースなのかアウトコースなのかで
毎球判断を変えることができます。


長文になってしまいましたが、紅白戦や対外試合が始まった今、
このような「連携プレー」に着目してみると、
より野球が面白く見えるのではないでしょうか?