巨人・坂本勇人選手など「名手のスローイングの『強さ』」

皆さん、お久しぶりです!

今日はスローイングについて書きたいと思います。

僕はずっとショートをやっていたのですが、スローイングはそつなくこなせる部類にいると思います。

しかし高校野球を終えて、大学野球でプレーしはじめて大きくスローイングへの考え方を変えました。
同じリーグで、誰もが認める名手だった方からお話を聞いたのがきっかけです。


肩が強い人の中には、余裕があるときも全力の強い球を投げるという人が多く見られます。

これは決して「してはいけない」ことではないのですが、ベストなスローイングだとは言えないということを僕は先ほど紹介した名手から聞きました。
(外野手はまた考え方が異なると思いますので、内野手に限定して話します)


余裕があるのに必要以上に強い球を投げることのデメリットは次のようなものです。

①そもそも体力の無駄
夏場や試合が続くと、体は知らず知らずのうちに疲労してきます。一方で当然勝ち上がるほどに試合の重要性は増します。それを考慮したときに、必要以上の力で投げるのは非効率的と言えるわけです。

②取り手の問題
キャッチする側の立場にたつと、速すぎる送球は怖いです。特に膝下や頭の上など、少し送球が逸れたときに、あまりにも球が速いとグラブから弾く可能性が高まります。取り手の立場としても、必要以上に速い送球は迷惑なわけです。

③暴投したときのリスク
暴投したときにも、送球が速いほど、カバーリングに入った選手がフォローできる確率がさがってしまいます。

スローイングが恒常的に強い人はキャッチングのときも力んでることが多い
少し別の見方になるのですが、概して、スローイングを必要以上に強くする人はキャッチングのときに力んでいることが多いです。本来守備は、一歩目を踏み出してから送球が終わるまで、力感なくきれいに終わるのが一番理想です。(体の一部が力むと足が止まるから)


プロ野球を見ていても、一部例外の選手はいますが、巨人・坂本選手や阪神・鳥谷選手、元中日・井端選手といった名手たちのスローイングは、基本的にそこまで強くありません。
今春のキャンプはそのような目で、プロの守備練習を見てみると面白いかもです!

皆さんはスローイングでどんなことを意識してますか?
是非コメントお願いします!😊