巨人・坂本勇人選手の「押し投げ」

こんばんは!

今日は巨人・坂本選手のスローイングについて書きたいと思います。


内野手スローイングは大きく2つのタイプに分けることができます。

①投球方向に対して、水平に腕を使うタイプ

②投球方向に対して、垂直に腕を使うタイプ


①はどちらかというと「押して」投げるような感覚で、②は投手のように縦に腕を使う感覚です。

どちらもメリット・デメリットはあるのですが、プロ野球ではどちらかというと①のタイプが多いように思います。

①の水平に腕を使うタイプは、腕を縦に振らない分だけ球速は落ちてしまいますが、捕球からのモーションが小さくなるので、素早いスローイングが可能です。デメリットととしては上に書いたように、球が弱くなるということでしょうか。

②は縦に腕を使うので、送球が横にぶれることが少なくなります。またしっかり腕を振れる分、強い球を投げることができます。一方でモーションが大きいため、ゲッツーをとるときなどでは多少デメリットがあると言えるでしょう。


巨人の坂本選手は①のタイプです。

またホークス・今宮選手は入団直後は②のタイプでしたが、数年経ってから①に近い形になっています。

投げ方にはそれぞれ癖などもあるので、一概にどちらが良いとは言えません。

また①は小さなモーションで投げるため、小学生などが真似しようとすると肘に負担がかかりすぎます。

レベルや自分の特性に応じて、投げ方も考えられるといいですね!!

皆さんはどっちのタイプですか?😊

ホークス・今宮選手から学ぶ、一塁ランナーへの対応

プロ野球キャンプも開始から10日ほどが経過し、
対外試合や紅白戦をするチームも出てきましたね~

実戦形式の練習が始まると、通常のバッティング練習や
ノックからではわからない「プロのレベルの高さ」を
見ることができます!


たとえば二遊間の連携プレーについて。


1塁走者がいるとき、セカンド・ショートがレベルの高い連携
ができているかでそのチームの守備力は大きく左右されます。

特に大学野球・社会人野球、そしてプロ野球になると、
打者のレベルも格段に上がるため、各打者のタイプや1塁走者の走力等によって
最適なポジショニングをとれるかは非常に大切です。


1塁走者がいるとき、セカンド・ショートは
当然「盗塁」を頭に入れないといけないですよね。

よく高校野球の地方予選などで見るのは、右バッターだったらセカンドがベースカバーに入り、
左バッターだったらショートがベースカバーに入ると「例外なしに決めてしまっているチーム」です。

これで勝ちあげるには、どこかで限界がくると言っていいでしょう。

というのは、そういったチームは「ヒットエンドラン」等をみっちり練習してきているチーム
を対峙したときに全く手が付けられなくなってしまうからです。

1塁走者がいて右バッターのときに、セカンドがベースカバーに入るのがわかっていれば、
打者はホームベースから離れたところに立ち、ライト方向に打ちやすい態勢にしたうえで
ヒットエンドランをかければ十中八九成功してしまいます。


加えて右バッターだからといって、必ずしもレフト方向に打球がくるとは限りません。
緩い変化球のあとのアウトコースいっぱいのストレートであれば、
間違いなくライト方向の打球の方が多いでしょう。


それではプロ野球選手はどのような方法で対処しているのでしょうか。
転載で大変恐縮なのですが、YOUTUBEで良い動画を拝見しました。

www.youtube.com

冒頭で今宮選手と川崎選手がグローブで口元を隠して、
何かを確認していますよね。

これはおそらく「キャッチャーのサインを見た上で」盗塁があった際に、
どちらがベースカバーに入るかを確認しているのだと思います。
合図は「舌を出した方がベースカバーに入る。両方が出した際はショートが入る。」
などのように決めているのでしょう。
ちなみに私の大学ではまさに↑のように確認しあっていました。

こうしていれば、相手にどちらがベースカバーに入るかは分かりませんし、
ストレートなのか変化球なのか、またインコースなのかアウトコースなのかで
毎球判断を変えることができます。


長文になってしまいましたが、紅白戦や対外試合が始まった今、
このような「連携プレー」に着目してみると、
より野球が面白く見えるのではないでしょうか?

守備における「足運び」

今日は守備のときにおける、「足運び」について書かせていただきます!

守備の足運びについては、
「左足のラインに打球線を乗せる」
「とにかく足を止めない」
など基本的なルールがいくつかあります。


冬場のトレーニングでは、
手で転がしたボールに対してステップを意識しながら捕球する練習メニューもありますよね。

ただ1つ忘れてはいけないのは、
どの打球にも対応できる完璧なステップというのは存在しないということです。

速い打球、遅い打球、跳ねている打球、地を這う打球、、、
打球は生き物で、いろいろなパターンがあります。

それぞれの打球で求められる足運びは当然異なります。

私が一番意識していたのは、「打球のスピード」と「自分の動くスピード」の合計をいつも同じにするということです。

この説明だけだと???という方も多いと思います。

簡潔に言うと、
速い打球に対しては、遅い動き
遅い打球に対しては、速い動き
ということです。

特に速い打球については、
人間はどうしても猛スピードで物が向かってくると、力が入ってしまうので、「ゆっくり動く」ということを意識してノックを受けると、柔軟に対応できます。

逆に遅い打球は、そもそも速く動かなければ内野安打になってしまいますし、バウンドも小刻みなのでステップも多く踏む意識をもつことが大切です。


皆さんは守備のときの足運び、何を意識していますか?
是非教えてください☀️

プロ野球選手の食事

プロ野球キャンプも第1クール終了ですね~

最近はテレビでもキャンプの様子を中継していたりと、プロ野球選手がどんな練習をしているのか、まじまじと見ることができます。

その一方、プロ野球選手が日々どのような食事をしているのかはあまり情報としてあがってきません。


野球をしていた方なら誰しも「とにかく米を食え」と言われたことがあると思います。

私自身、比較的細身だったので、監督やコーチから耳が痛くなるほどに「もっと米を食え」と言われ続けてきました。

もちろん激しいトレーニングをすると、エネルギーをかなり消費するので、炭水化物を多く接種するのは間違えではありません。

しかし「からだづくり」という観点から考えると、それだけでは明らかに不十分と言わざるをえません。

ダルビッシュ投手がSNSで「日本人選手の食事はたんぱく質が不足している」と指摘していましたが、
食事を栄養素とい視点で考える頭がまだまだ日本のアマチュア野球界には浸透していないと思います。

これはひとえに指導者の勉強不足と言わざるをえません。

きちんと食事について勉強し工夫をすることは、より高いパフォーマンスに繋がるだけではなく、怪我防止にも繋がります。

今一度、自分が食べているものがどのような形で体に還元されるのか見直したいですね!


皆さんは食事で何か工夫されていることはありますか?
教えてください!

中日・根尾選手は野手が良いのか

こんばんは。

2月に入り、プロ野球各球団がキャンプインしましたね!

今年は中日・根尾選手、ロッテ・藤原選手、広島・小園選手、日ハム・吉田選手など高卒ルーキーが豊作な年かと思います。

今日はその中でも根尾選手に注目してみます。


根尾選手といえば、中学時代から注目されていたいわば野球エリートですね!
野球だけでなく、勉学の方も素晴らしい成績で人間的にも非常に魅力的だと、テレビや新聞では日々絶賛されています

大阪桐蔭高校時代には投手、ショート、外野と二刀流、ときには三刀流と呼ばれたりもしていました


そんな根尾選手がプロになるときにどのポジションでいくのか、皆さんも注目していたことと思います。

投手でいくのか、ショートでいくのか、はたまた二刀流を続けるのか、、、


結果としてはショートを選択することになったようです

ここはいろいろ賛否が別れるところだと思いますが、私個人としては、いい選択をされたなと感じました


根尾選手の一番の魅力は、身体能力の高さ・バランスだと思います

足が速い、肩が強い、柔軟性がある、パワーがある。。。

これらはいわば野球選手としての「可能性」ととることができますが、その可能性をフルに活用したいのならやはり野手がいいのではないでしょうか

投手の道を選んだとしても、それなりに結果を残すとは思いますが、より大きな可能性を秘めているのはやはり野手としての根尾選手なのではないかと思います


また辛口な考え方をすると、中学時代から球速がどれくらい伸びたか、という点で疑問が残ります
(もちろんキレ、コントロール、変化球などのレベルはあがったと思いますが)
ある種、投手としては完成しきっていて(高校生としては恐ろしいレベルの完成度ですが笑)、どの程度まで成長するかが何となくイメージできてしまいます。


根尾選手がどこまで成長するのか、より楽しみなのはやはり野手なのではないかなぁと思います。

いずれにしても、めちゃくちゃ羨ましいというか素晴らしい悩みですね笑

是非将来の日本代表を担うスーパースターになってほしいです


皆さんは根尾選手の選択をどう思いますか?
野球好き同士で意見を交わせると嬉しいです😊

巨人・坂本勇人選手など「名手のスローイングの『強さ』」

皆さん、お久しぶりです!

今日はスローイングについて書きたいと思います。

僕はずっとショートをやっていたのですが、スローイングはそつなくこなせる部類にいると思います。

しかし高校野球を終えて、大学野球でプレーしはじめて大きくスローイングへの考え方を変えました。
同じリーグで、誰もが認める名手だった方からお話を聞いたのがきっかけです。


肩が強い人の中には、余裕があるときも全力の強い球を投げるという人が多く見られます。

これは決して「してはいけない」ことではないのですが、ベストなスローイングだとは言えないということを僕は先ほど紹介した名手から聞きました。
(外野手はまた考え方が異なると思いますので、内野手に限定して話します)


余裕があるのに必要以上に強い球を投げることのデメリットは次のようなものです。

①そもそも体力の無駄
夏場や試合が続くと、体は知らず知らずのうちに疲労してきます。一方で当然勝ち上がるほどに試合の重要性は増します。それを考慮したときに、必要以上の力で投げるのは非効率的と言えるわけです。

②取り手の問題
キャッチする側の立場にたつと、速すぎる送球は怖いです。特に膝下や頭の上など、少し送球が逸れたときに、あまりにも球が速いとグラブから弾く可能性が高まります。取り手の立場としても、必要以上に速い送球は迷惑なわけです。

③暴投したときのリスク
暴投したときにも、送球が速いほど、カバーリングに入った選手がフォローできる確率がさがってしまいます。

スローイングが恒常的に強い人はキャッチングのときも力んでることが多い
少し別の見方になるのですが、概して、スローイングを必要以上に強くする人はキャッチングのときに力んでいることが多いです。本来守備は、一歩目を踏み出してから送球が終わるまで、力感なくきれいに終わるのが一番理想です。(体の一部が力むと足が止まるから)


プロ野球を見ていても、一部例外の選手はいますが、巨人・坂本選手や阪神・鳥谷選手、元中日・井端選手といった名手たちのスローイングは、基本的にそこまで強くありません。
今春のキャンプはそのような目で、プロの守備練習を見てみると面白いかもです!

皆さんはスローイングでどんなことを意識してますか?
是非コメントお願いします!😊

広島・小園選手の守備力

またまたお久しぶりになってしまいました。。

仕事が忙しくあまり更新できませんでしたが、
余裕がでてきましたので、これからなるべく更新していくようにします!


さて、ドラフト会議おわりましたね~

今回は根尾選手、藤原選手、小園選手など昨年から注目されていた選手が多かっただけに、見ている方もどきどきでしたね!

私がショートを守っていたこともあり、個人的に小園選手がどの球団に行くかは楽しみにしていました。

小園選手といえば、3拍子揃った超高校級の選手ですが、そのなかでもやはり守備力は卓越していると思います。

特に守備位置は目を見張るものがありますね。

アンツーカーを越えて、外野の芝生のところで守っています。
これは相当な自信がないとできないことです。

まずは送球に対する自信です。
守る位置が深いと、当然投げる距離が長くなるため、長い距離を正確に投げられるコントロールが必要です。
それに加えて、転がっている時間が長いため、打者が走っている時間も長くなり、ぎりぎりのプレーが多くなります。そうなると握り替えを少しもたつくだけでもセーフになりますし、そもそも「強い球」を投げられなければ、普通にプレーしてもセーフになってしまいます。

次に捕球に対する自信です。

転がる時間が長いということは、イレギュラーが起きる可能性も高くなります。捕球手前のイレギュラーではないとしても、途中でバウンドが変わるとステップのリズムが崩されるため、再度バウンドを合わせないといけなくなります。
小園選手は、途中でバウンドが変わったとしても、すぐにリズムを自然と立て直す力をもっているのだと思います。
また深く守っていると追い付ける範囲も広くなるので、捕れるか捕れないかというぎりぎりのプレーが増えます。

以上のような中で、ほとんど送球・捕球エラーをしないというのはやはり驚異的と言わざるをえません。

…とはいえ、守備に自信がない人がすぐに真似するのはあまり推奨できません。
まずは定位置できちんと普通の打球を裁けるようになってからでないと、ただただ自信を失うだけになってしまいます。

何事もそうだと思いますが、ステップアップというか、ひとつひとつ階段を登っていく意識をもつことが、結局は上達の近道なんだと思います。

だらだらになってしまいましたが、このへんでおわります!
コメントお待ちしてます!!!